出会い

今の旦那さんと出会ったのは、
離婚をする少し前でした。

同じ会社に彼が入社してきて、
近くに座っていたため、はじめは、
あいさつをする程度だったと思います。

私は、少し変わった人、といった印象を
もっていましたので、
なんとなく、
関わらない方がいいかも、と感じていました。

その後、ほとんど話すこともなく、
半年くらいがたったころ、
きっかけは忘れましたが、
ふとしたことで仲良くなりました。

離婚した後、
何回か飲みに行った時に告白され、
躊躇していた私に、
「付き合わない理由があるのか?」
と少し強引に聞かれ、
「ないかも」と思ったことからお付き合いがはじまりました。

彼との新しい生活は、
会社では内緒にしていましたが、毎日がとても楽しかったです。

ママになりたい

私がママになりたいと切に願うようになったのは
30代前半〜30代中頃のことです。

ちょっと遅いのかな?

その頃私は、今の旦那さんとは別の方と
結婚をしていました。
その方とは残念ながら子供に恵まれないまま、
お別れしてしまいました。

子供だけが全てじゃない!
子供がいない人生だって楽しい!

そうだろうなとも思うし、
それでもいいかもしれないけれど、
チャンスがあるなら産む努力はしたい!
と考えていました。

その日は突然に。

2016年9月27日

特にいつもと変わらない時間を過ごし、
午後には鍼灸院に行ってきました。

鍼灸院の先生に、
出産に向けて、これからは階段をのぼるより、
くだる方がいいですよ。
とアドバイスをいただきました。

これまでは、1階くらいならエスカレーターを使わず
階段をのぼっていましたが、
出産するにはのぼるよりも
くだる運動の方がいいのだそう。

さっそく、買い物のついでに、
4階から地下1階まで、
わっせわっせとくだってみました。
これが、お腹が重くて、結構きつい。
お腹が大きくて足元も見にくいので、
転倒には要注意です。

そして
夜19時頃から、とにかく腰が痛くて、痛くて・・・
ずっとさすっていました。

旦那さんは
「いよいよか。いよいよか。」
とその様子をカメラに撮って いましたが、
その間にも私は痛くて、
「これが陣痛なのか?
でも陣痛は尋常じゃない痛みっていうし・・・」
と考えていました。

当然、陣痛は初めて。
どんな痛みなのか、
どこが痛くなるのかもわからず・・・。

22時半ころ、
お腹も痛いような気がして、
念のため病院に電話をしました。

病院からは
「痛みの間隔が10分以内になったらもう一度電話してください」
と言われました。

その頃には、
10分間隔くらいになっていたような気がしますが、
そんなはずはないだろう、
ただ時間の計り方がわからないだけなのじゃないか?
本当に陣痛なのか?
と信じられないような気持ちと、
出産まではまだまだだろう
と勝手に思い込み、のんきにお風呂へ。

お風呂に浸かると痛みが和らいだような気がしました。
でも、少しするとお風呂に浸かっているのもしんどくなり、
お風呂を出て、病院に電話しようと部屋に戻ると、
立っていられないほどの痛みが・・・。

これは絶対陣痛だ!
とやっと確信して、

その後、23時半頃病院へ電話を入れました。
すぐに病院に行き、
0時に分娩室へ入りました。

9月28日 午前1時30分 2858gの女の子が産まれました。

なんと、1時間半という脅威のスピードで
44歳と15日、初めてのママになりました。